NHKの木田幸紀放送総局長の定例会見が22日、東京・渋谷の同局で行われた。
19日に放送された大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(日曜・後8時)初回の平均視聴率が19・1%と上々のスタートを切ったことについて、木田氏は「大変いいスタートが切れたなと思っています。今までも1回目が一番高かったことがあった。これで気を抜かず、2回目、3回目と充実した内容を期待しています」と、まず話した。
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「放送が2週間遅れたにもかかわらず、こんなに多くの方に見ていただいて、制作者、出演者ともにありがたいなと思っているのでは。久々の戦国時代。皆さんが知っている登場人物が出てくることでとっつきやすい。でも、新しい戦国時代のドラマになっている。衣装とか見た目の感じとか、登場人物の描き方、視点、襲われた村人が縄でつながれて売られていくシーンなど。ああいうこと、研究で明らかになっていたけど、今までの大河ドラマでは描かれていなかったのではないか」と分析した。
同作は前作「いだてん~東京オリムピック噺」の初回視聴率15・5%を3・6ポイントも上回った。近年では16年「真田丸」初回の19・9%に次ぐ高い数字だった。
大河ドラマ59作目。第29作「太平記」を手掛けた池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描く。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く形だ。
昨年11月に帰蝶役で出演予定だった沢尻エリカ被告(33)が麻薬取締法違反で逮捕。代役に川口春奈(24)が起用され、撮り直しを余儀なくされた。初回の放送も従来より2週遅れとなっていた。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区) 報知新聞社
NHK放送総局長、「麒麟がくる」好発進に「これで気を抜かず、2回目、3回目と充実した内容を期待しています」
引用元:スポーツ報知