大笑いでコロナ対策を!落語聞いて『NK細胞が活性化』免疫力アップの研究成果も

引用元:中日スポーツ
大笑いでコロナ対策を!落語聞いて『NK細胞が活性化』免疫力アップの研究成果も

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言は全国で解除されたが、第2波への警戒はこれからも続く。感染リスクと常に向き合う「新しい日常」を生き抜くために、時には大笑いして身も心も元気になりたい。

 吉本興業は6月6日から、全国の劇場を段階的に再開することを発表した。噺家(はなしか)が開く落語会も徐々に開かれるようになるだろう。集客イベントの制限が緩和され、全国のホール、演芸場に再び笑い声が戻ってくる日も近い。

 日本笑い学会は2001年、笑いと免疫力に関する研究成果を発表した。男女27人をホールに呼び、落語を1時間50分楽しんでもらった。寄席の後のアンケートで「愉快に楽しく笑った」「腹をかかえて思い切り笑えた」など全員が笑いを体験したことが確認できたが、さらに「NK細胞活性」を検査し、3分の2の18人で活性の値が上昇を示した。(「笑い学研究」第8巻、西田元彦・大西憲和「笑いとNK細胞活性の変化について」から)

 NK細胞は白血球に含まれるリンパ球の1つで、細菌やウイルスなどの病原体に感染した細胞を攻撃、殺してしまう。感染細胞やがん化細胞を素早く見つけ、的確に仕留める頼もしい免疫細胞だ。笑うことでNK細胞の働きを活発にすれば、ウイルスに対する防衛能力を高めることができるとされる。

 予防医学の普及啓発に取り組む日本成人病予防協会は、普段から笑い慣れておくためのトレーニング法を監修し、ホームページで公開している。

 〈笑うためのトレーニング〉は、

(1)顔の筋肉をほぐす
(2)大笑いしてみる
(3)お笑いのテレビ番組や落語を聞く―の3カ条。

(1)については同協会は「口を『あ・い・う・え・お』とゆっくり大きく開けてみたり、鼻の下をぐーっと伸ばしてみたり、顔全体の筋肉を自由に大きく動かしましょう」とアドバイス。人の顔にある表情筋という筋肉をほぐし、笑いやすくする効果が期待できる。

(2)では「思い出し笑いでも作り笑いでも良いので、とりあえずおなかがよじれるほどの大笑いを1分間続けてみましょう。かなり大変なことですが、笑うきっかけをつかむ良いトレーニングになります」(同協会)。

 新しい生活様式に「笑い」を加えてみるのも一考だ。