土屋太鳳出演舞台も延期 演出・夏木マリ「苦渋の決断 人生が止まる思いです」

土屋太鳳出演舞台も延期 演出・夏木マリ「苦渋の決断 人生が止まる思いです」

 6月3日に開幕を予定していた、女優の夏木マリ(67)が演出を務め、女優の土屋太鳳(25)が出演する舞台「印象派 NEO vol.4『The Last of Pinocchio ピノキオの終わり』(世田谷パブリックシアター)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で、上演を延期することが13日、発表された。振替の日程は調整中という。

 公式サイトでは「2020年6月3日(水)のスタートに向けて準備を進めてまいりましたが、現在の新型コロナウィルスの感染拡大の状況、政府からの緊急事態宣言を受け、検討を重ねました結果、全公演の開催を延期することといたしました」と報告。「この度の公演延期に伴い、公演を心待ちにしてくださった皆様にご迷惑とご心配をおかけいたしますことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪。チケットは払い戻しとなる。

 正式招待を受けていた演劇祭「シビウ国際演劇祭」(ルーマニア)も2021年に延期されることが発表された。

 夏木は「苦渋の決断ではありますが、一人一人の健康を考え、お客様の安全と、よりよい環境でお会い出来ます様、ご理解の程よろしくお願い申し上げます」と延期の決断に理解を求め、「想像もできない現在の状況をみまして、私達が今、集まって演劇の稽古をすることが、私達自身そして周りの方々の身体的危険を増やす可能性があるとの決断に至りました」と経緯を説明。さらに「演劇を創る者にとって、稽古場に集まることを断念するということは、人生が止まる思いです」などと苦しい心情を吐露した。

 夏木のコメント全文は以下の通り。

 この度の、政府からの人の命を守るための緊急事態宣言を受け、2020年6月3日からスタート予定でした『印象派NEO vol.4 「The Last of Pinocchio ピノキオの終わり」』全公演を延期することと致しました。

 苦渋の決断ではありますが、一人一人の健康を考え、お客様の安全と、よりよい環境でお会い出来ます様、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

舞台は、人生を豊かに生きるために必要な芸術と考え、今回の危機が人々をいっそう孤立させる中で、作品への思いは、ますます膨らんでいました。

しかしながら想像もできない現在の状況をみまして、私達が今、集まって演劇の稽古をすることが、私達自身そして周りの方々の身体的危険を増やす可能性があるとの決断に至りました。

演劇を創る者にとって、稽古場に集まることを断念するということは、人生が止まる思いです。

しかし、いま必要なことは何か考える時が来てしまいました。

ギリシア悲劇の時代から人々は、疫病を乗り越え新しい作品を生み出して来ました。このウィルスに勝った日が来た未来もまた、困難がやって来るでしょう、、

しかし私達はその未来に演劇を繋いでいくという志も必要だと感じています。

志を高く、よい作品を観て頂ける様、我慢の時ですが自粛致します。

最後に、医療従事者の皆様、ライフラインを維持して下さる皆様に感謝申し上げると共に、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。